chie の おぼえがき

あらふぃふ から あらかん へ。日々の出来事のおぼえがき

たんぽぽの綿毛

春になり、たんぽぽの花があちこちで咲き、

やがて、綿毛となります。

ふんわりと丸い綿毛を見ると、

子供の頃のことを思い出します。


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『たんぽぽの綿毛を飛ばすと、

耳が聞こえなくなるから、

飛ばしてはいけない!』と、

祖母を含む大人から聞かされてました。

 

ここでは『耳が聞こえなくなる』と

記載していますが、

今は使用しないことが推奨されている

差別用語で言われていました。

 

昭和のあの当時、

テレビ・ラジオなどの公共の音声では、

差別用語は使用されてませんでしたが、

私の周囲の大人たちは身内を含め、

結構、気にせずに差別用語を使ってました。

その頃から、早50年が過ぎて、

身近でそのような言葉を聞くことも

なくなりました。

 

自分で書いておきながら、

既に50年、半世紀が経過していることに

驚きを禁じ得ない心持ちです。

 

話は戻り、耳が聞こえなくなるという話は

自分も含め、周囲の子どもたちは

信じていました。

いたずらっ子がわざと綿毛を吹いて飛ばすと、

逃げ回ったものでした。

 

子供心にたんぽぽの綿毛がすっぽりと

耳の中にハマる様子を思い浮かべてました。

というのも、当時、家に使っていた

耳かきのほじらない側に

ふわふわの綿毛?がついていたからです。

耳かきでほじったあとに

綿毛を耳の中に入れて

仕上げ?みたいなことを されていました。

その時に耳が塞がった感覚もあり、

こうして聞こえなくなるんだろうな?と

連想してました。

 

ネットで調べてみると、

耳が聞こえなくなることはないようです。

 

本当に聞こえなくなるなら、

注意喚起の報道もあるでしょうし、

学校などでも注意するよう教育?されるはず、

今なら、そのように冷静に判断できます。

当時の私にはそんな高度な思考回路は

持ち合わせてませんでした。

 

たんぽぽの綿毛みると、

子供の頃を思い出すことがある、あらかんです。